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施工例

青山で話題の外資系コーヒーショップ、黒御影石バーナー仕上げの階段に目立つ濡れジミが

黒御影石バーナー仕上げに、目に付く濡れシミが

江東区にあるコーヒーショップが、最近、青山の2階に2号店を出店しました。その店舗よりシミ抜き依頼の問い合わせが入りました。

階段の黒御影石のバーナー仕上げに原因不明のオイル・油等による濡れたシミが出来てしまったようです。

年中無休の店舗で、開店前に施工を完了しないといけないという条件下でしたが、何とかシミ抜施工を完了させることが出来ました。

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現地でテスト施工を行い、シミ抜きは可能と判断

足拭きマット交換を専門に行っている業者から、「階段に濡れたシミが出来てしまい、マットの交換時に付けたシミかもしれない」という依頼を受けました。
テナントオーナー様がすぐ隣に住んでいて、対応を早くしないといけないとのことです。

既に写真を撮っていたようなので、まずは、メールで写真を確認したところ、階段の蹴込部分にも跳ねたような油シミが付着しているので、その時点で、マットの交換、引き揚げ時によるシミではないと判明しました。 ただ、シミの原因は不明とのことなので、まずはテスト施工が必要になりました。

現場に行ってみると、濡れシミが階段の上段から下段にかけて点々と付着しているので、経験上から考えられるのは、お客様がテイクアウト時に何かこぼした(クリーム系の乳脂肪分)か、ゴミ袋等に穴が空いていてそこから漏れ出したか、油等の入っている容器(機械油・食用油)が破損した等々です。

テスト施工時では、まず油シミであるという前提でたち、石用油シミ剥離剤を塗り30分くらい湿布してみると、かなりの反応がありましたので、シミ抜きが可能だと確証しました。


年中無休の店舗、10時の開店前までがシミ抜きの勝負

本施工は、10時の開店時には最低でも完了していないといけないので、弊社は、人も多めに入れて朝の5時くらいから段取りしてシミ抜き施工を行いました。


まずは、油シミと思われる部分へ石用油シミ剥離剤を全体的に塗布して、今回は1時間以上の湿布を行いました。それから、石用剥離剤を除去してすすぎ洗いを行い、十分に乾燥させます。

シミが深く入り込んでいて、依然とうっすらと原形を残している所へは、再度、石用油抜き剥離剤の塗布を繰り返します。シミがほとんど抜けている部分へは、洗剤で仕上げ洗浄という工程を取りました。

ほぼ完全にシミを除去 「どこにシミがあったかわからないです。」


お店の開店2時間前になると、仕出しの業者や従業員等がこの階段を利用するので、歩行を確保するためにラップ養生をしました。施工箇所が入口ドアに近く、靴裏に剥離剤が付いていないかを確認する作業も増えてかなり気を遣いましたが、なんとかお店の開店1時間前には、ほとんどわからないくらいまで持ってくることができました。
最終チェックで店長様にも見て頂いたところ、「どこにシミがあったかわからないです。」とまで言って頂きオーケーが出ました。


バーナー仕上げの御影石はウェットコート塗布でさらに美観がアップ


天然石の場合、オイル・油シミ等は浸透性のコート剤を塗布しても完全には防御しきれません。
今回は実施しませんでしたが、黒御影石の場合、ウェットコート仕上げにすると、石自体が濃い黒色に仕上がり、濡れシミ等が目立ちにくいというメリットもあります。

実は、この店舗は新装の工事時にも、同じ階段部分で建築業者さんからシミ抜きの施工依頼があった現場でした。今回は2回目で何かの縁を感じましたが、立地も建物もとてもきれいな物件です。美しい美観を長く保っていただけるように切に祈っております。

青山で話題の外資系コーヒーショップ、黒御影石バーナー仕上げの階段に目立つ濡れジミが
1.黒御影石バーナー仕上げに付着した濡れシミ

1.黒御影石バーナー仕上げに付着した濡れシミ

青山で話題の外資系コーヒーショップ、黒御影石バーナー仕上げの階段に目立つ濡れジミが
2.石用シミ抜き剤塗布

2.石用シミ抜き剤塗布

青山で話題の外資系コーヒーショップ、黒御影石バーナー仕上げの階段に目立つ濡れジミが
3.階段部分のほとんどに点々とシミが付いています

3.階段部分のほとんどに点々とシミが付いています

青山で話題の外資系コーヒーショップ、黒御影石バーナー仕上げの階段に目立つ濡れジミが
4.シミ抜き完了後

4.シミ抜き完了後

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