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施工例

白い大理石で出来たマリア様象の2次洗浄

白い大理石のマリア様象の彫刻も経年変化でかなり黄ばんだような汚れが


弊社が懇意にしているビル管理会社様の担当しているところで、大理石(ビアンコ)でできたマリア様象の洗浄依頼を受けて対応にこまっていますという連絡が入り早速現調してきました。
まずは、テスト施工で了承を得て、マリア様象の全体洗浄を行ってきました。


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「マリア様象の洗浄が出来るところを探していました」


元々は床石等の汚れやタイルの防滑等では、何回もお取引がある業者様なのですが、今回は、担当するお客様が修道院で、その中にマリア様象があり、一度きちんと清掃をしたいということで、業者を探していたようで、弊社に「洗浄は出来ないでしょうか」といったお話を頂きました。

過去に、このような物件は数十件は洗浄してきましたので、今回もこのお話を受けることにしました。

まずは、その担当者と、修道院へ行き挨拶を交わしてから、次回のテスト施工の打ち合わせをしました。
そして、数日後にテスト施工をしてきました。


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テスト施工は良好で本施工が決定。 初日の施工


本施工は、2日間頂き、一日目は、石用のアルカリ洗剤を使用していき大理石の表層の汚れを除去していきます。大理石はデリケートなので、洗浄はブラっシングをメインに優しく洗っていきます。

すすぎは、スチームを使用し、彫刻の凹んだ部分のよごれをかき出していきます。
全体のすすぎ後は、乾燥させて1次洗浄の反応を様子見していきます。


その後は、石用のシミ抜き剤を全体に塗布して、石自体に入り込んだ汚れを除去していきます。
乾いてきたら追い塗りをするように繰り返していき、最後は、表層の液だまりを拭き取ってそのまま翌日まで反応させていきます。

1日目の終了時の帰る時に、「かなり綺麗になりましたね」と、お言葉を頂きましたが、仕上げは翌日に持ち越します。漂白の反応は出来るだけ長く置きたいからです。


二日目の施工


シミ抜き剤を塗布して、12時間以上放置されているのでビアンコ本来の白さが戻ってきていました。

最後に仕上げとして、昨日と同じ工程を踏み、更に汚れの取り残しが無いかを再チェックしていき、気になる部分を見つけては新たに洗剤を塗布してスチーム洗浄を繰り返していきました。

乾燥するまでしばらく待ち、最終チェックをして完了としました。 担当者様からも「とてもきれいになりましたね」という言葉を頂けてよかったです。

大理石のビアンコは、比較的に吸水性があるので、浸透性吸収防止剤というコート剤を塗布すれば、大理石本来の下地は全く変化なく、吸水率がかなり抑えられシミついたような汚れがかなり防げるので、今後は提案して行きたいです。
白い大理石で出来たマリア様象の2次洗浄
1.洗浄前、経年変化で黄ばんで見えます

1.洗浄前、経年変化で黄ばんで見えます

白い大理石で出来たマリア様象の2次洗浄
2.アルカリ洗剤塗布

2.アルカリ洗剤塗布

白い大理石で出来たマリア様象の2次洗浄
3.すすぎはスチームにて凹部の汚れもかき出す

3.すすぎはスチームにて凹部の汚れもかき出す

白い大理石で出来たマリア様象の2次洗浄
4.洗浄、漂白後。白さが蘇りました。

4.洗浄、漂白後。白さが蘇りました。

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