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施工例

黒御影石バーナー仕上げの床に機械油がこぼれて黒いシミが


商業ビルのエントランスにコンプレッサーの油が飛び散ったようで、かなり広範囲に黒い濡れジミが出来ています。

黒御影石のバーナー仕上げの床は、乾いた状態ですと、淡いグレー色に見えていますが、研磨してツヤを出すと濃い黒色に仕上がるので、水がかかったり油が付着したりすると、写真のように黒くなってしまいます。


写真の状況から判断すると、油をこぼしてすぐに、何かタオル等で拭いたような跡、また歩いたり台車が通ったりした跡もあり、こぼした時にかなり慌てていたんだなと想像できます。

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シミ抜き作業


通常であれば、油シミ抜き専用のシミ抜き剤があり、そちらを使いたい所なのですが、この材料は回収する必要もあり、今回はななりの量を使わないといけないので、まずは、油抜き用の液体洗剤で洗浄を行ないます。

油抜きを行なう場合、洗剤自体が乾かないように、液体洗剤を何度も塗布して油汚れと反応させることが大切です。
30分位反応させてからすすぎ洗いを行ないます。
ポリッシャーを使って更に油汚れに反応させ、すすぎは高圧洗浄でたたき洗いを行ないます。


しっかりと、乾燥させると取リ切れていない油シミが浮いてくるので、ここで、初めに使いたかった油シミ抜き専用のシミ抜き剤を使用します。


塗布後は湿布するように30分くらい放置します。

何度か湿布作業を繰り返した後にすすぎ洗いをし、また、漂白系の洗剤も使いまして御影石バーナー仕上げの自然な色出すようにしていきます。

反応を良くするために暖めて洗って行く事が大切です。

細かく、1枚ずつ乾燥させて何とか油シミの原形が分からないくらいまで持ってくることが出来ました。

1.黒御影石バーナー仕上げの床に付いた機械油シミ

1.黒御影石バーナー仕上げの床に付いた機械油シミ

2.液体洗剤での洗浄中

2.液体洗剤での洗浄中

3.手直しは1枚ずつ、簡易バーナーで暖めてシミ抜きする

3.手直しは1枚ずつ、簡易バーナーで暖めてシミ抜きする

4.シミ抜き完了後

4.シミ抜き完了後

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