大切な自然石材をいつまでも美しく保つための情報サイト

対応エリア

東京都・山梨県

施工例

御影石バーナー仕上げの壁に付いたシールの濡れジミ

・「シールが染み出て御影石バーナー仕上げの壁が濡れジミに!」


マンションのエントランスの御影石バーナー仕上げがシーリング材の影響で目地周りが額縁上に濡れジミが出ています。

1-1.hensyu.jpg

シール自体が軟化していて、これがはみ出して御影石バーナー仕上げの表面に濡れジミを作ってしまっています。
大規模修繕工事の中でこの部分も議題上がったようで、弊社にシミ抜きの依頼が入りました。



・原因


シール自体がなんかしてくる傾向が高いようで、紫外線の当たる部分は、比較的硬化するのですが、庇があると壁の上部や下げ裏あたりは、陽が当たらず
軟化傾向が高くて、目地の両側に濡れジミを作ってしまっています。


・シミ抜き施工


今回の施工でまず一番大切な事は、このシール材自体がシミを作ってしまっているので、このシール材をしっかりと切り取ることが第一課題になります。

シール屋さんと打ち合わせをして、しっかりとシールを切り出してもらいます。
(どのくらい切り取っていただくかは、テスト施工時に弊社の方で目安を作ります)

それから、このシミを抜く作業に入ります。
専用のシミ抜き剤を濡れジミの出ている表面と目地の中にも注入塗布していき、2~3時間ほどの湿布を行います。

1-2.hensyu.jpg


その後、きれいに拭き取って、薬剤残りの内容に何回もすすいで乾燥させていきます。

シミの程度が深い部分は、一度では抜けないので、その場合は、再度同じ工程を繰り返していきます。

最終的にシミが取り切れているのを確認したら、最終的に目地部分を洗浄をするのですが、10年以上も洗浄されていない壁部分なので、壁面全体を洗浄します。



この後は、石を3日間くらいかけて乾燥をさせてシールを打ってもらうようにします。

天井の梁部分は本磨き仕上げの御影石でしたので、更に時間をかけて湿布を行いました。

2-1.hensyu.jpg

2-3.hensyu.jpg
(本磨きの場合、石の目が研磨して詰まっていてシミが入りにくいのですが、一度シミが入り込むと、今度はシミ自体が抜けにくいという傾向があるようです)

御影石バーナー仕上げの壁に付いたシールの濡れジミ
1.シール材による濡れジミ

1.シール材による濡れジミ

御影石バーナー仕上げの壁に付いたシールの濡れジミ
2.シミ抜き剤を注入

2.シミ抜き剤を注入

御影石バーナー仕上げの壁に付いたシールの濡れジミ
3.シミ抜き後にすすぎ洗い

3.シミ抜き後にすすぎ洗い

御影石バーナー仕上げの壁に付いたシールの濡れジミ
4.シミ抜き完了

4.シミ抜き完了

このトラブルを解決したサービスメニュー

その他の『石材のシミ抜き』の施工例