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施工例

高級マンションのエントランス大理石のダイヤモンド研磨施工

マンションの顔であるエントランスロビーの大理石のダイヤモンド研磨施工


あるマンションの大規模修繕工事で、建物全体の塗装と目地の入れ替え工事等を行い外観的見栄えが良くなってくると、マンションの顔でもあるエントランスロビーの大理石の床部分の劣化がかえって目立ってきてしまい、マンションの管理組合様より、「新築時のような光沢を復元したい」ということで、大理石のダイヤモンド研磨の追加工事の依頼が入りました。

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エントランスロビーの大理石を新築時のようなピカピカの状態にしたい

マンションの大規模修繕工事をを専門に行っている建設業の所長様より大理石の研磨再生の依頼の連絡が入りました。以前に、シールのシミ抜き工事の時にお世話になった所長様で、弊社の定期会報誌を読んでいてくれていようで、石の関係ということで弊社に問い合わせが入りました。

エントランスロビーのダイヤモンド研磨の修繕工事は、元々は入っていなかったようですが、工事を進めるうちに、エントランスの大理石床部分の劣化がかなり目立ってきてしまい、「入居したて時のように綺麗な大理石の光沢が欲しい」ということになり、マンションの管理組合様より依頼があり所長様が弊社を思い出して下さったようです。

大理石の場合、硬度が比較的低いため、どうしても日々の歩行等で表層が摩耗してしまいます。
更に、色相の濃い大理石の場合、摩耗すると白っぽくなってくるので、特に、歩行の多い部分だけがケモノ道のように白くなってしまうという欠点があります。

10年以上の経年もあり、石の表層の劣化が激しいので、復元するにはダイヤモンド研磨を行う必要があります。

今回は#500の粗い番程の上にウエイトを乗せて、しっかりと下地を作ってから最終の#8000までの工程のダイヤモンド研磨施工になりました。


まずはテスト研磨で復元を確認

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<テスト施工中>

まず、一番、摩耗の激しい部分の大理石6枚分で、研磨のテストを行い、上記の工程で綺麗に光沢が仕上がるのを確認してから、マンションの住人の動線を確保するために、コーン等でしっかり養生をして半分づつの研磨施工を行いました。


ただ、エレベーター前だけは、今回は停止出来ない時もありましたので、階を表示する数字を見ながら、1階に下りてくる動きが見えてきたら、研磨を中断して、砥ぎ汁をエレベーターの扉が開く前にバキュウームで吸い取るといった工程を何回も繰り返して慌ただしかったり、また、石と石の貼り合わせ部分の段差(目違い)もかなり多くて、大きいポリッシャ―では当たらない部分の手直しが多かったりして施工上の苦労もありましたが何とか工期通りに完了することが出来ました。


ダイヤ研磨工事を頼んでよかったよ


「施工を依頼してよかったよ」と所長様よりはかなりのいい評価を頂きました。今回の研磨した場所以外にも保留となっている大理石部分があり、そこの部分もかなり劣化していて光沢が無いので、もしかしたらこちらも追加で施工あるかもというニュアンスの言葉も頂けました。



最後に、これだけ立派なマンションなので、エントランスの顔の大理石を大切にする意味でも、大規模修繕工事の10年という長いサイクルではなくて、2?3年に一度の定期的なダイヤモンド研磨施工を行い光沢を維持していくとで更に高級イメージが保たれるかと思います。
高級マンションのエントランス大理石のダイヤモンド研磨施工
1.ダイヤモンド研磨前

1.ダイヤモンド研磨前

高級マンションのエントランス大理石のダイヤモンド研磨施工
2.ダイヤモンド研磨施工中

2.ダイヤモンド研磨施工中

高級マンションのエントランス大理石のダイヤモンド研磨施工
3.養生の中部分の研磨後の比較です

3.養生の中部分の研磨後の比較です

高級マンションのエントランス大理石のダイヤモンド研磨施工
4.ダイヤモンド研磨施工完了後

4.ダイヤモンド研磨施工完了後

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