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施工例

赤い樹脂系テラゾー床のツヤ出し研磨

築30年のテラゾー床の研磨施工



洋菓子店の床に赤いテラゾーが敷いてあるのですが築30年経っていて、表層の劣化やツヤボケが目立ってきていて、ショーケースの交換時に、開店当時のようなツヤを上げてほしいという要望があり、ダイヤモンド研磨をして光沢を出してきました。


3-2.toraya kenma.JPG

「新しいショーケースを入れる前に、床の赤い石の研磨お願いします」

ホームページをご覧になったお客様よりのお問い合わせで、「新たにケーキのショーケースを交換するので、そのタイミングで赤い大理石の床を、30年前のピカピカの状態に戻したいのでお願いできますか?」という問い合わせが入りました。

早速現地調査をしてみると、赤い樹脂系のテラゾーです。

天然大理石よりも、汚れが目立ちにくく、30年経っていてもそれほど経年を感じないのがメリットな石種です。

30年という経年で表面のツヤが飛んでいるのと、過去にワックスを塗布したことがあるとのことで、ワックスの剥離作業の前処理が必要です。

新しいショーケースが入るなら、やはり、床面も開店当時のように綺麗にしてあげたいなと、私も研磨でどこまで復元できるか、どこのダイヤを使おうとか工法を考えるとワクワクしてきました。

本施工


まずは、スクレーパー等でテラゾーの上のワックスを物理的に除去していきます。

2.tora wax hagashi.JPG


2-2.toraya wax arai.JPG

その後に、ワックス剥離剤を塗布して旧塗膜を剥がしていきます。 これで下地処理の完成です。

「この段階で、オーナー様に見ていただき、ここからがツヤを出す研磨に入ります」と、お伝えして、

まずは、オーナー様の望むピカピカの状態を研磨して、見ていただくととても喜んでもらえたので、この方針に最終決定しました。

ただ、「雨天時はかなり滑りやすくなるので、注意が必要ですよ」と付け加えて伝えました。


研磨施工


まずは、経年で付いた傷を落とすために、粗い番程のダイヤモンドでしっかりと下地処理をしていきます。

2段階くらい上げてくると、水磨き程度のツヤが上がってきて、「これでもツヤもあるしこれくらいなら滑って転ぶ方も少ないと思いますよ」と再度オーナー様に見ていただきましたが、

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(水磨き程度の仕上げでもある程度の光沢は出てきます)

オーナー様から、「雨の日での転ばないようにマットを敷く予定だから大丈夫です」といわれたので、そこからは、いっきにツヤ出しの工程を2工程して仕上げました。

最後に、浸透性の吸収防止剤を塗布して完了しました。

5.toraya coat.JPG

最終的に、オーナ様にもチェックしていただき、予想以上の仕上がりになって、喜んで頂きまして、「ショーケースが入ったら写真を送ります」といわれて、笑顔になって頂きとても私たちも嬉しくなりました。

toraya sekogo3.jpeg

頂いた写真を拝見すると店舗が、テラゾー床からの反射も手伝って、かなり明るくなっていて、今回のお仕事のお手伝い出来て本当に良かったと思いました。
赤い樹脂系テラゾー床のツヤ出し研磨
1.施工前

1.施工前

赤い樹脂系テラゾー床のツヤ出し研磨
2.昔のワックス部分の物理的剥離

2.昔のワックス部分の物理的剥離

赤い樹脂系テラゾー床のツヤ出し研磨
3.ダイヤモンド研磨施工

3.ダイヤモンド研磨施工

赤い樹脂系テラゾー床のツヤ出し研磨
4.ツヤ出し研磨完了後

4.ツヤ出し研磨完了後

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