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施工例

黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを

黒御影石バーナー仕上げにウェットコートで現状よりも色濃く仕上げ重厚感を


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4年前に一度、黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを塗布したマンションより、再塗布の依頼が入りました。

全体をアルカリ洗浄して、十分に自然乾燥後に翌日、ウェットコートを塗布して完了しました。


「ウェットコートをまた、塗ってほしいのですが対応可能でしょうか?」

マンションの管理業者様より連絡が入りまして、「4年前に一度ウェットコートを塗布してもらったのだけど、また、塗ってもらうことは可能ですか?」という問い合わせが入りました。

以前、塗布したウェットコートは、無機のガラス質タイプのウェットコートでしたので、洗浄をきちんとすれば、上塗りが可能なタイプのコート剤です。



まずはしっかり洗浄を


コート自体は無色透明なので、洗浄がとても大切になります。

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前の施工から4年以上は経っているので、それなりの汚れは付着しています。
それ以外にも、石貼の裏面からの吸い上げによる石の劣化の色抜けもありますので、
今回は、アルカリ洗剤を選択して、研磨材入りのブラシでしっかりと洗浄をしていきます。

洗浄中、以前塗布したコート剤の光沢が復元しているのが見えて、前回のウェットコートがまだ、しっかりと残っているのが確認出来ました。

ただ、歩行等による摩耗で、コートの表層はどうしても傷ついてしまっているので、塗りたてよりも白っぽくなってしまっています。


今回塗布するコートは、ウェットコートですが、塗膜のように膜も張るタイプなので、十分な感想が必要です。 よって翌日まで、十分な自然乾燥をさせることが大切です。


コート塗布前に、更なる下地処理調整を


そして、翌日、ウェットコート塗布後の全体的な均一感を出すために、まずは下地処理をしっかりと行います。

黒い石は、アラも目立つので、劣化による色抜けへは染色を行います。 

キズやシミ抜きへは補修や湿布等をして、下地調整をしっかりとしてから、更に、十分な乾燥をさせてウェットコートを塗布していきます。


マンションなので、住人の歩行をしっかりと確保することが大切なので、虫食いのようにコートを塗布していき、乾燥を待ってから次の部分へコートを塗布していきます。

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今回使用したウェットコートは、速乾燥タイプを選択したので、約20分位放置すれば表面上は乾燥するタイプで出来るだけ施工性が良いものを選択してマンションの住人へも迷惑をかけないようにしました。

全面塗布後は、黒御影石が更に色濃くなり重厚感がでてきました。
黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを
1.洗浄前

1.洗浄前

黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを
2.洗浄中

2.洗浄中

黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを
3.洗浄後、表面の汚れもとれて少し旧コートが傷ついています

3.洗浄後、表面の汚れもとれて少し旧コートが傷ついています

黒御影石バーナー仕上げにウェットコートを
4.ウェットコート塗布中

4.ウェットコート塗布中

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