施工例
黒御影石の本磨き仕上げは滑りやすい
雨の日に、本磨き御影石の細いボーダー柄部分で転倒
あるマンションのエレベーターまでのアプリ部分の床石に御影石のバーナー仕上げが敷いてあるのですが、デザイン的に、ところどころ本磨きの黒御影石のボーダーが混じっていて、雨天時に転倒事故があったようです。
下地洗い洗浄後に、防滑剤を塗布して滑りにくい仕上げを行いました。
雨天時に転倒事故
本磨きの床石では、雨天時に転倒事故が発生することが多いようです。
靴の種類にもよりますが、革靴などは濡れている石の上では滑る事故が多いようです。
そこで、マンションの管理組合の方からの依頼で防滑処理を行いました。
本施工
今回は全面を防滑するということではないので、施工範囲をテープ等で区切り壁部分に養生を行います。
防滑剤を塗布する前に薬剤の効きが良くなるように下地洗浄をしっかりと行います。
時間をしっかりと決めて、その間は防滑剤が乾燥しないように何度も追いかけ塗りを行います。
今回は、8分の放置時間で、そのあとは、防滑剤の吸引とすすぎ洗いをしっかりと行います。
石の表面が乾いてくると、黒御影石の本磨き部分は、今回の防滑処理で石の表層の色味が少し抜けて、黒からグレー色に色抜けを起こすので、石用のウェットコートで、本来の黒い御影石の状態に戻して完了しました。
防滑処理後にコートを塗布すると、元のように滑りやすくなるのではという質問を受けることがあるので、今回はテストサンプルを作って、私自身も水に濡らして試してみたり、また、現地でも、管理組合の会合にも参加させていただき、サンプルでコートを塗布後での防滑の効果を皆さんにも試していただいたので、本施工がスムーズにすることが出来ました。
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